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化粧水と乳液、美容液の違いは?それぞれの役割、スキンケアの順番を解説

      2022/09/26

化粧水と乳液、美容液の違いは?それぞれの役割、スキンケアの順番を解説

顔のスキンケアとして、基本である「化粧水」や「乳液」はもちろん、それに加えて「美容液」を使用している方も多いです。

実は、それぞれ特徴や役割が異なるため、正しい手順で使用することでより効果を実感できるでしょう。

この記事では、化粧水と乳液、美容液の違いや役割、正しいスキンケアの順番について解説します。

【スキンケアの基礎知識】化粧水・乳液・美容液の違いとは?

【スキンケアの基礎知識】化粧水・乳液・美容液の違いとは?

まずは、スキンケアの基礎知識として化粧水、乳液、美容液の違いや役割について紹介します。

化粧水の役割

化粧水は、肌に水分を届け、潤いを補給する役割を担うスキンケアアイテムです。

その名の通り水のようなテクスチャーで、皮膚の角質層に水分と保湿成分を届け、肌を柔らかく滑らかにしてくれます。

ただし、化粧水に含まれる保湿成分は水溶性のものが多いため、それだけで潤いを維持するのは難しいです。

一時的に肌は潤うものの、そのままでは水分や保湿成分が蒸発してしまうので、化粧水の後は乳液やクリームを塗って蓋をしてあげることが大切です。

乳液の役割

乳液は、化粧水によって肌に補給した水分や保湿成分の蒸発を防ぎ、肌の内部に潤いを閉じ込める蓋の役割を担うスキンケアアイテムです。

水分と油分がバランス良く配合されているため、サラッとした軽めのテクスチャーで使いやすいのが特徴です。

化粧水と乳液を合わせて使用することで、角質層の水分と油分のバランスが保たれ、肌本来の保護機能であるバリア機能が正常に働きます。

それによって、乾燥やニキビなどの肌トラブルが起きにくい状態を維持できます。

美容液の役割

美容成分が配合された美容液は、肌トラブルや肌悩みに働きかける集中ケアを目的としたスキンケアアイテムです。

くすみや黒ずみが気になるときはトラネキサム酸やビタミンC誘導体などの美白有効成分、シワやハリ不足が気になるならナイアシンアミドやレチノールといったエイジングケア成分が配合された美容液を、肌悩みに合わせて使い分けるのがおすすめです。

美容液は、化粧水や乳液のように必ずしも必要ではないものの、プラスワンアイテムとして使用することで、肌悩みの少ない、健康で美しい肌に導くことができます。

関連記事:美容液とは?役割や使い方、ほかのスキンケア用品との違いを解説

化粧水・乳液・美容液の使い方、スキンケアの正しい順番は?

化粧水・乳液・美容液の使い方、スキンケアの正しい順番は?

続いては、化粧水・乳液・美容液の使い方と、正しい順番について解説します。

スキンケアは、シャワーや入浴、洗顔後の清潔な状態の肌に行うのが基本です。

①「化粧水」で水分補給

スキンケアの最初に使用するのは化粧水です。

化粧水には、水分や保湿成分を与えて肌の状態を整えるだけではなく、皮膚を柔らかくすることで、その後に使う美容液の浸透力を高めてくれる効果が期待できます。

化粧水の使い方は、次の通りです。

  1. 適量を手のひらに出して軽く伸ばす
  2. 手のひらで顔を包み込むように押さえ、優しくなじませる
  3. 小鼻のまわりや目のまわり、口のまわりなど、細かいところも丁寧になじませる

また、コットンを使用する方法もあります。

  1. 適量をコットンにしみ込ませる
  2. 顔の内側から外側に優しく動かしながらなじませる
  3. 小鼻のまわりや目のまわり、口のまわりなど、細かいところはコットンを小さく折り畳んでなじませる

化粧水は、手を使ってもコットンを使っても、どちらでも問題ありません。

ただし、パンパンと強く叩いたり、ゴシゴシと強く擦ったりしてつけてしまうと肌への刺激になってしまうため、避けましょう。

できるだけ優しく押すようにつけながら、肌に浸透させることを意識しましょう。

②「美容液」で美容成分を浸透

化粧水によって肌が柔らかくなったら、美容液を使用します。

美容液の使い方は、次の通りです。

  1. 適量を手のひらに取り、体温で温める
  2. おでこや頬、鼻、あごなどに少量ずつつける
  3. くるくると円を描くように優しく塗り込む
  4. 手で顔全体を包み込むように押さえ、浸透させる

美容液を塗るときも、ゴシゴシと力を入れて擦らないのがポイントです。

また、化粧水や乳液と違って高価なものが多いため、ついつい手に取る量を少なめにしてしまいがちですが、量が少ないとムラになり効果が半減してしまうことがあります。

商品の説明書をよく読んで、適量を使うようにしましょう。

③「乳液」で蓋をして閉じ込める

化粧水と美容液が終わったら、最後に乳液を塗って肌に潤いを閉じ込めます。

乳液の使い方は、次の通りです。

  1. 適量を手に取り、手のひらを合わせて体温で温める
  2. 顔の中心から外側に向かって、伸ばしながらなじませる
  3. 手で顔全体を包み込むように押さえる
  4. 乾燥しやすい部位には、少量取り重ねつけする

乳液についても、化粧水・美容液同様に、ゴシゴシと擦らず優しくなじませるのがポイントです。

最後に優しく肌を押さえて、角質層までしっかりと浸透させるように、保湿成分や美容成分を肌に閉じ込めましょう。 

化粧水・乳液・美容液はどう選ぶ?スキンケアアイテムの選び方

化粧水・乳液・美容液はどう選ぶ?スキンケアアイテムの選び方

ここでは、化粧水・美容液・乳液の選び方について紹介します。

自分の肌に合ったものを見つけて、理想の肌を手に入れましょう。

配合成分を確認する

スキンケアアイテムは毎日使用するものだからこそ、肌に優しい低刺激なものや、天然由来の成分が配合されているものなどを選んでみてはいかがでしょうか。

まずは、商品のパッケージやラベルなどに付いている配合成分をチェックして、香料や着色料、アルコールやパラベンなど、肌の刺激となる成分が含まれていないことを確認することが大切です。

また、シミやニキビなど、肌悩みに合わせたアイテムを使いたいときは、「医薬部外品」を選ぶのも良いでしょう。

医薬部外品とは、肌悩みに対して効果や効能があると認められた成分が一定の濃度で配合された商品のことです。

例えば、ニキビや肌荒れの有効成分には抗炎症作用のあるグリチルリチン酸2K、シミやソバカスには美白に効果的なトラネキサム酸などが挙げられます。

購入する際はこれらの表示を参考に、目的に合った成分が配合されているものを選びましょう。

肌タイプに合わせて

さまざまなメーカーからスキンケア用品が販売されており、種類も豊富にあるため、どれにしようか悩んでしまう方もいるでしょう。

そんなときは、肌タイプに合わせて選ぶのがおすすめです。

肌タイプには主に、皮脂と水分が多くベタつきやすい「脂性肌」、水分と皮脂が少なくカサつく「乾燥肌」、皮脂と水分のバランスがとれた「普通肌」、パーツのなかで乾燥している箇所とベタつく箇所がある「混合肌」の4つに分けられます。

スキンケア用品には、脂性肌向けや混合肌向け、乾燥肌向けなど、さまざまなタイプが販売されているものもあるため、自分の肌質に合わせて選ぶことができます。

また、メーカーによっては、公式サイトや店舗カウンターで肌タイプ診断を受けることができるところもあるので、試してみるのも良いでしょう。

肌の状態に合わせて

毎日同じスキンケア用品を使ってケアするのではなく、肌の状態に合わせてアイテムを変えてみるのもおすすめです。

「紫外線を浴びた日には美白ケア」「乾燥しがちな日は保湿成分入りの美容液をプラス」など、その日の肌状態に合わせて使用するものを変えることで、気になる肌悩みも効率的に改善できるかもしれません。

また、しっかりとケアしているにもかかわらずニキビや肌荒れが起こった場合は、スキンケア用品が肌に合っていない可能性も考えられます。

肌荒れやニキビを防ぐ有効成分が配合された医薬部外品を試してみることで、症状が改善されるかもしれません。

化粧水と乳液、美容液の違いを知ってスキンケアを見直そう

化粧水と乳液、美容液の違いを知ってスキンケアを見直そう

スキンケアの基本アイテムは、「化粧水」「乳液」「美容液」の3つです。

化粧水と乳液だけでもスキンケアはできますが、プラスワンアイテムとして美容液を取り入れると、より理想の肌に近づけるかもしれません。

配合成分やテクスチャーにも注目しながら、自分の肌タイプに合うスキンケア用品を見つけ、適切なスキンケアを心がけましょう。

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