VIO(デリケートゾーン)脱毛とは?アンダーヘアをなくすメリット・デメリットを解説
2024/11/18
近年注目が集まっている脱毛部位の一つに、VIO(デリケートゾーン)があります。
アンダーヘアを整えたいと思っている方は、VIO脱毛のメリットだけではなく、デメリットについても理解して、納得したうえで始めることが大切です。
この記事では、VIO脱毛の種類や始め方、メリット・デメリットについて紹介します。
目次
VIO(デリケートゾーン)脱毛とは
VIO(デリケートゾーン)脱毛とは、アンダーヘアをなくしたり、整えたりすることを目的とする施術です。
VIOとは、次の3ヶ所を指します。
名称 | 位置 |
---|---|
Vライン | ショーツや水着をはいたときにはみ出しやすいデリケートゾーン上部 |
Iライン | 女性器の周辺から脚の付け根に沿っておしりに向かう縦のライン |
Oライン | 肛門の周りを囲む部分 |
VIOにあるムダ毛をすべて処理してツルツルにする脱毛方法は、「ハイジニーナ脱毛」と呼ばれています。
ただ、VIO脱毛はアンダーヘアを必ずツルツルにしなければいけないわけではなく、毛を整えて残す「デザイン脱毛」も可能です。
VIOで人気のデザインとしては、「ナチュラル」「スクエア」「オーバル」「Iライン」などがあります。
以下の記事で、それぞれの形について詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
関連記事:VIOのデザインや形はどれが人気?おすすめの整え方を紹介
VIO(デリケートゾーン)脱毛の種類
VIO(デリケートゾーン)を含む脱毛方法には、主に4つの種類が挙げられます。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較してみましょう。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、医療従事者しか取り扱うことができない威力の強いレーザーを照射し、毛根にある発毛組織を破壊する脱毛方法です。
ほかの脱毛方法と比べて効果が高く、少ない回数と短い期間で自己処理がほとんど不要となるので、永久脱毛と認められています。
一方で、威力の強いレーザーを照射するため、痛みを感じやすいという点はデメリットと言えるでしょう。
特にVIOは痛みに敏感な部位であるため、施術時に麻酔の使用を希望する方もいるようです。
光(フラッシュ)脱毛
光(フラッシュ)脱毛とは、メラニン色素に反応する光を照射することで、発毛組織の働きを抑制する脱毛方法です。
エステサロンでエステティシャンに施術してもらう方法と、家庭用光脱毛器を使用する方法があります。
医療レーザー脱毛ほど威力が強くないので、自宅でも簡単に行えるうえ、痛みが少ない点がメリットと言えます。
ただし、脱毛効果は一時的で、永久脱毛はできません。
また、自己処理が不要な状態になるまでには、長期間繰り返し施術を受ける必要があります。
絶縁針(ニードル)脱毛
絶縁針(ニードル)脱毛とは、絶縁針という特殊なコーティングが施された針を毛穴に刺し込み、微弱な電流を流すことで毛根・毛球・毛乳頭を破壊して脱毛する方法です。
医療レーザー脱毛と同様、医療行為にあたり、永久脱毛と認められています。
絶縁針(ニードル)脱毛では、レーザー脱毛や光(フラッシュ)脱毛で反応しない白髪や、効果が得られなかった部分も脱毛可能というメリットがあります。
一方で、毛穴一つひとつに針を挿入していくため、チクッとした刺激がある点や、時間がかかるという点はデメリットと言えるかもしれません。
また、絶縁針(ニードル)脱毛の施術を受ける前には、毛を数mm伸ばしておく必要があるので、施術前のムダ毛の自己処理は控えるようにしましょう。
ブラジリアンワックス脱毛
ブラジリアンワックスとは、はちみつや砂糖などの天然素材をベースとしたワックスを肌に直接塗り、乾いたら剥がしてムダ毛を処理する方法です。
産毛を含めたムダ毛を一気に引き抜くため、効果をすぐに実感でき、一度の施術でツルツルの美肌になりやすいというメリットがあります。
また、効果の持続期間が長いため自己処理の回数を減らせるほか、ムダ毛と一緒に古い角質を除去できるのもうれしいポイントです。
ただし、VIOは皮膚が薄いため、強い痛みを感じる方もいるかもしれません。
VIO(デリケートゾーン)脱毛のメリット
VIO(デリケートゾーン)脱毛でアンダーヘアをなくしたり、整えたりするのには、次のようなメリットがあります。
清潔感を保てる
アンダーヘアが長いままだと生理中の経血や排泄物が付着しやすいうえ、下着の内部は多湿でムレやすい環境になっているので、雑菌を繁殖させてしまう可能性があります。
それらが原因で、かゆみやにおいなどの肌トラブルにつながることも珍しくありません。
また、アンダーヘアと下着が擦れ、肌に刺激を与えてしまうことでメラニン色素が増加し、黒ずみができるということも考えられます。
VIO脱毛でアンダーヘアを整えると、VIOが清潔に保たれるのはもちろん、かゆみやにおい、黒ずみといった肌トラブルを防ぐことにつながります。
自己処理の手間が省ける
アンダーヘアをカミソリや電気シェーバーで自己処理するとなると、慣れていないうちは時間と手間がかかるものです。
また、VIOの肌は薄く繊細で、自分では確認しにくい部位でもあるため、無理に処理をするとかえって肌にダメージを与えてしまう可能性もあります。
VIO脱毛でアンダーヘアをなくすと、このような自己処理の手間やリスクから解放されるため、生活が楽になったと感じる方も多いです。
下着や水着のおしゃれを楽しめる
アンダーヘアを整えていないと、下着や水着姿になったときに、アンダーヘアがはみ出さないかどうかが気になってしまうかもしれません。
VIO脱毛でアンダーヘアをなくしたり整えたりしていれば、このような心配をすることなく、下着や水着のおしゃれを楽しめるでしょう。
介護脱毛としてもおすすめ
VIO脱毛は、将来介護される側になったときを想定した「介護脱毛」としても注目を集めています。特に、永久脱毛が可能な医療脱毛は人気が高いです。
アンダーヘアをなくしておけば、オムツが必要になったり、自分で拭き取りが難しい状況になったりしても、オムツや下着の内部を清潔に保ちやすく、肌トラブルを防ぐことにつながります。
また、アンダーヘアに排泄物が付着することがなければ、オムツ替えや排泄介助が楽になり、介護者への負担を軽くすることもできるでしょう。
介護脱毛は、アンダーヘアが白髪になる前の大体40~50代から始めるのがおすすめです。
VIO(デリケートゾーン)脱毛のデメリット
VIO(デリケートゾーン)脱毛にはたくさんのメリットがあることが分かりましたが、デメリットがまったくないわけではありません。
続いては、VIO脱毛を始めるときに知っておきたいデメリットや注意点を見ていきましょう。
人によっては痛みを感じる場合がある
医療用レーザー脱毛や絶縁針(ニードル)脱毛、ブラジリアンワックス脱毛は、痛みを感じやすいと紹介しましたが、光(フラッシュ)脱毛であっても、痛みはゼロではありません。
痛みの感じ方は毛質や肌質によって異なるため、施術に不安がある場合は、事前のカウンセリングで医師やエステティシャンに相談し、麻酔や冷却など痛みを抑える対策を行ってもらいましょう。
施術後の肌トラブルに注意
どの脱毛方法であっても、施術後の肌には刺激によるダメージが蓄積されているので、しっかりと保湿をしないと、赤みや乾燥などの肌トラブルにつながる可能性があります。
クリニックやエステサロンでも施術後にケアを行ってくれますが、それだけでは不十分です。
合成香料やパラベンといった添加物が含まれていない、肌想いな処方のジェルやクリーム、美容液などを使って、脱毛後だけではなく日頃から保湿を徹底しましょう。
VIO(デリケートゾーン)脱毛についてよくある疑問
最後に、VIO(デリケートゾーン)脱毛でよくある疑問について解説していきます。
生理中でも施術できる?
生理中のVIO脱毛は、衛生面を考慮してNGとするクリニックやエステサロンが多いです。
また、生理中はVIOの肌がいつも以上に敏感になっているので、脱毛だけではなく、カミソリやシェーバーを使った自己処理も避けるようにしましょう。
施術はどんな格好で受けるの?
VIO脱毛は下半身の施術なので、トップスは着用したままボトムスは下着まですべて脱ぎ、バスタオルで隠しながら施術を行うケースが多いようです。
クリニックやエステサロンによっては、紙ショーツが用意されている場合もあります。
VIO(デリケートゾーン)脱毛はメリットがたくさん!保湿ケアで肌トラブルを防ごう
VIO(デリケートゾーン)脱毛でアンダーヘアを処理すれば、生理中の不快感や肌トラブルを防ぐことにつながります。
また、自己処理の手間を省くことができたり、水着や下着のおしゃれを思い切り楽しめたりといったメリットもあります。
一方で、痛みを感じたり、施術後に肌トラブルが起きたりするリスクがあることも理解しておくことが大切です。
肌が潤っていれば、施術時の痛みや肌トラブルが緩和されることもあるので、肌に優しいVIO専用のケアアイテムを使って、日頃から丁寧に保湿することを意識してみてください。
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