埋没毛(埋もれ毛)とは?原因や治し方、スクラブでのケア方法を解説
2024/07/25
肌に黒いポツポツができてしまうのにはいくつかの原因が考えられますが、そのなかの一つに「埋没毛(埋もれ毛)」が挙げられます。
特に薄着になる季節には、黒く目立つ埋没毛をなんとかしたいものです。
この記事では、埋没毛とは何か、なぜできるのかを解説するとともに、埋没毛の治し方についても紹介します。
目次
埋没毛(埋もれ毛)とは
埋没毛(埋もれ毛)は、皮膚の下に埋もれた状態で長く成長した毛のことを指し、ヒザやヒザ下、腕、ワキなど、毛根があるところならどこにでもできる可能性があります。
次の章で詳しく解説しますが、さまざまな肌トラブルにより毛穴が塞がってしまい、新しい毛が表面に出られずそのまま育ってしまうことが原因とされています。
また、埋没毛は皮膚から黒くポツポツと透けて見えて目立つにもかかわらず、埋もれているためカミソリなどで剃ることはできません。
悪化すると炎症や黒ずみにつながることもあり、悩んでいる方が多い肌トラブルの一つです。
埋没毛(埋もれ毛)ができる原因
埋没毛(埋もれ毛)ができるのには、いくつかの原因が考えられます。
まずはその原因を知り、埋没毛ができてしまったときの対処につなげましょう。
間違った自己処理
間違った自己処理により肌にダメージを与えてしまうと、肌を守ろうとして角質が厚くなるため、肥厚した角質が毛穴を塞ぎ埋没毛になりやすくなります。
例えば、毛抜きでの自己処理は、毛根を無理矢理引き抜いていることになるため、肌へのダメージが大きくなりやすい方法です。
また、カミソリを使った自己処理では、肌の表面に傷が付くことで角質を厚くしてしまうほか、毛の先端が尖って皮膚の内側に入り込んでしまうこともあります。
毛のたんぱく質を溶かして処理する除毛クリームでは、ムダ毛だけではなく皮膚の表面まで溶かす場合があり、毛抜きやカミソリと同様、肌に負担がかかりやすい方法と言えます。 ですので、除毛クリームを使用する際は自分の肌にあった商品を選び、既定の放置時間を守って使用する必要があります。
なるべく肌へのダメージを抑えてムダ毛処理をするには、電気シェーバーの使用がおすすめです。
電気シェーバーなら、肌に強く刃を当てなくても毛を剃ることができるため、肌を傷付けにくくなります。
肌の乾燥やターンオーバーの乱れ
肌の乾燥やターンオーバーの乱れが、埋没毛を起こすこともあります。
例えば、肌が乾燥することで、肌の潤いを保ち雑菌などが内部に入るのを防ぐバリア機能が低下してしまうため、外部からの刺激に敏感になります。
先ほど紹介したように、刺激を受けた肌は皮膚を守ろうとして角質を厚くするため、埋没毛ができやすくなるのです。
また、本来はターンオーバーによって新しい皮膚が生まれて古い皮膚が剥がれ落ちるのですが、このサイクルが乱れることで古い皮膚が剥がれにくくなって角質が厚くなってしまいます。
睡眠不足や栄養バランスの偏り、加齢などが原因でターンオーバーが乱れてしまうと、厚くなった角質のせいで毛が表面に出られないまま皮膚の下で育ってしまうのです。
埋没毛(埋もれ毛)を放置するとどうなる?
埋没毛(埋もれ毛)は、放置しているとそのまま毛が皮下で成長していきます。
埋もれていた毛が肌の表面に出てきて自然に治ることもありますが、皮下で伸びた毛によって炎症が起こると、ニキビや吹き出物ができやすくなったり、毛包炎(毛嚢炎)になったりすることがあります。
さらに、毛包炎(毛嚢炎)を放置していると、色素沈着や黒ずみの原因にもなるので注意が必要です。
埋没毛(埋もれ毛)の治し方・防ぎ方
埋没毛(埋もれ毛)はポツポツと目立つうえ、放置すると別の肌トラブルを引き起こす可能性もあるため、適切に対処することが大切です。
ここからは、埋没毛ができてしまった際の対処法を紹介します。
無理に取り出すのはNG
埋没毛が気になるからといって、無理に取り出すのは控えましょう。
皮膚の下にある埋没毛を取り出すということは、埋没毛表面の皮膚を傷付けて掘り起こすように抜くことになるため、傷跡が残る可能性があります。
また、肌にダメージを与えることでさらに埋没毛ができやすくなるだけでなく、刺激が加わることで過剰に分泌されるメラニンにより、色素沈着やシミが発生する原因にもなります。
毛抜きで埋没毛を抜くのは、どうしても気になる場合の最終手段です。もし、毛抜きを使用するのであれば、毛の先端が皮膚の表面に出ているものだけにとどめましょう。
ターンオーバーを整える
前述の通り、ターンオーバーが正常であれば、細胞の生まれ変わりによって古い皮膚が押し出されることで、埋没毛は皮膚表面に出てきます。
つまり、埋没毛を治すには、肌のターンオーバーを整えることが重要です。
ターンオーバーを整えるには、十分に睡眠時間を確保したり、栄養のある食事を摂ったり、適度な運動をしたりなど、生活習慣を見直すと良いでしょう。
ただし、ターンオーバーの周期は加齢とともに遅くなることもあるため、生活習慣を整えたとしても、必ず28日のサイクルに戻るとは限りません。
埋没毛がなくなるまで、1〜2ヶ月ほど様子を見るようにしてください。
保湿ケアを徹底する
埋没毛を治すには、肌を保湿するのも有効な手段です。
日頃から保湿をしっかりしておけば肌のバリア機能が働きやすくなるため、外部からの刺激による影響を軽減できます。
特にムダ毛処理後や入浴後は肌が乾燥しやすいので、刺激が強すぎるスキンケア用品は避け、肌に優しいクリームなどを使っていたわってあげることが大切です。
例えば、デリケートゾーン用に脱毛サロンが開発した「薬用イビサクリーム」なら、使用感、配合成分ともにこだわって作られているためおすすめです。
独自成分のVIOホワイトナノスリー®(保湿成分)や、潤い成分の整肌ケアカプセルが含まれており、乾燥にしっかりとアプローチしてくれます。
埋没毛が気になる部分に、くるくると円を描くように塗り込んでいきましょう。
スクラブで角質ケアをする
埋没毛の上にたまった古い角質は、スクラブでオフするのも効果的です。
スクラブの細かな粒子が肌表面の角質を取り除いてくれるため、次第に埋没毛が皮膚表面に出てくる可能性があります。
ただし、スクラブでのケアはやりすぎるとかえって肌を傷付けてしまうため、週に2〜3回のスペシャルケアとして取り入れるのがポイントです。
また、埋没毛ができた状態での角質ケアには、天然由来美容成分や保湿成分が配合された、肌に優しいスクラブを使用しましょう。
例えば、肌荒れを防ぐ有効成分配合で、肌当たりがマイルドなクルミ殻粒をスクラブ剤として使用している「薬用イビサボディスクラブ」は、古い角質を優しく取り除きながら保湿も可能です。
関連記事:ボディスクラブの正しい使い方は?頻度や順番について
炎症が起きている場合は皮膚科を受診する
埋没毛は、毛が埋もれていることのほかに症状が見られない場合が多いですが、先ほど紹介したように埋没毛が原因で毛包炎(毛嚢炎)という炎症を起こす可能性があります。
毛包炎(毛嚢炎)は、炎症による軽い痛みや赤みが出るほか、毛穴中心に白い膿のようなものが見られることもあり、悪化すると痛みが強くなると言われています。
埋没毛の周辺が炎症を起こしている場合は、自己判断せずに皮膚科を受診しましょう。
適切なケアで埋没毛(埋もれ毛)を防ごう
埋没毛(埋もれ毛)は、周辺で炎症が起こっている場合は皮膚科を受診したほうが良いケースもありますが、適切にケアすることで防げることが多いです。
スクラブで角質ケアを行ったり、クリームで保湿したりするなど、スキンケアを継続的に行うことをおすすめします。
また、ターンオーバーが正常に行われるよう規則正しい生活を送ることも心がけながら、ゆっくりと治るのを待ちましょう。
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